あえて避けてきた話題だけど、気がつけば一ヶ月が過ぎていたので。
僕も仙台に住んでいるので、もしかしたら被災者なのかもしれない。でも、僕の被害は食器だけ。家族も親戚も知人も無事だった。
仙台にも家やすべてを津波で失った人はいる。そんな人の前では、とても被災者なんて言える状況ではない。

地震の後、すべてのライフラインは止まった。街中の電気が消えて星が綺麗だった地震の日の夜。
その後ラジオで聞いた被災地の惨状。
電気が復旧した後にテレビで見た信じられない津波の光景。テレビなんて見なければよかったと本気で思った。

地震の後、早朝から食糧を買いにスーパーに並んだりしたのなんて、たいしたことではない。

とてもうまかった気仙沼の寿司や亘理のはらこめし。大好きだった志津川の景色。よく行った名取のサイクリングセンターや海沿いの公園。すべては津波で消えてしまった。

もう元には戻らないだろう。

地震の後、たまたま海の方まで行く用事があった。確かに海の方ではあるけど、海に近いという感覚でない場所まで津波の被害があった。

自分の目で見るのと、テレビや新聞などの報道で見るのとは別物だよ、あれは。
この前まで家があった場所や田んぼだったところが瓦礫の山。何でこんなところに、という場所に船がたくさんある。海までまだまだという場所なのに。

僕もよく通る道だったから、もしその道を通っている時だったら死んでいた訳だ。生きていたのは運が良かっただけだ思うと、亡くなった方のことを他人事だとは思えない。

知っている景色が無くなってしまうというのは、本当に涙が出る思いだよ。

テレビで、がんばろう東北!なんていうのや、日本の力を信じてる、なんていうのを見るけど、頑張らなくてもやるしかないし、信じて無くても生き残ったからにはやるべきことはたくさんある。

生きているからには、未来を信じてやるだけだ。

地震の前には戻らないけど、前よりももっと良い宮城を作るために前進していかなければいけないよね。そうでなければ亡くなった方たちに申し訳が立たない。

やるぞ宮城!

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